---教室---


どうしよう・・・私のこと好きだった?どうしよう。
え?私何考えてるんだろう・・どうしようってどうしよもない。
私の好きな人は侑士で、彼氏だって侑士だ。
景吾はもう振った人だから恋愛としては関係ない・・・はずなのに。
久しぶりに喋れたの嬉しかった・・抱きしめられてドキドキしてた・・・・。
何で・・・・?この気持ちはなんなんだろう。


あそうだ侑士はもう帰っちゃったかなぁ・・?



---廊下---

景吾にばれてもうたし・・・。
裾出てるし・・・(爆)まぁええか・・・。
と思いながら俺は掃除道具入れから出ようとしたその時。
目の前に目を丸くしたがいた。
そうだ。もいたんだ。(お馬鹿)

「・・・・・・・えと〜」
「・・・あれ?何してたの?」
「いや、中で寝てた;汗」
「えっ?中で?きつくない?」
「・・・・・あ、まぁ・・・な・・そこまできつくないで」
「・・・・あそっか、だから来なかったんだ!?」
「・・・あぁまぁな、でもあかんわここ。腰痛なった。」
「・・・大丈夫?!」
「まあ何とかなる痛さではある。」
「そっか笑」

こんな嘘に騙されるのはくらいやと思う。

「じゃ,帰ろっか?」
「・・・うん」
「なぁなぁ」
「んー?」
「あのさパフェ好きやろ?と思ってな。
いいカフェ紹介してもらったんやけど今度行こうや。
でな。一回一人で行ってんけど。笑  一人でとか爆笑やろ。
なんか店員さんにジロジロと見られてんねん。
でも、めちゃめちゃうまかってん。今度二人で行こうや。」

うん。うん。そうだね。って。
楽しい。楽しい。・・けどなんか違う。

・・・・・・・


「・・・・・・・・」

「なぁ今、話聞いて無かったよな?」
「・・あ、ごめん!!」
「つまんらへんかった?」
「ううん!!楽しいよ!!本当ごめんボーっとしてた」
「しゃーねぇなー、いいよ」

・・・侑士は軽く私のほほにキスをした。

「・・・・・」
嫌じゃない・・・だけどドキドキしない・・?

「話・・何だっけ??パフェだっけ・・」

何で?うち侑士の事好きだった?あれ?
わかんなくなってきた・・おかしいよあたし・・。
2年間も好きだった人。

違う?違ったのかな。違ったの?違ったんだ。
初めから侑士なんて好きじゃかった。
ただ勘違いしてて。ずっと見てた。だから良く知ってる。


「?どうしたん?」
「・・・・・」
「・・・・・・・・??」
「・・・・侑士・・・本当・・ご、ごめん!!!」

そう言っては走っていった。

「・・・・・・・・・・やっぱ駄目か・・・」

どこへって?決まってんでしょ?景吾んとこ。
分かってた・・分かってたよ・・何となく・・。
はずっと前から景吾の事が好きだった。
見てたから分かる。前からそんな気がしてた。


俺じゃだめだって分かってた。






--------下駄箱にて



「景吾!!!!!」
「あ?なんだよ今更。」
「うち,景吾が好き・・・・だったのかも・・」

「・・・・・あぁ?!何だよそれ」
「好きだから」
「気づくのが遅ぇーんだよ」

といつもの不機嫌な声でそう言いながら,
少し口元がにやけていた景吾が可愛くて仕方なかった。



「ねぇあたしいつ頃から好きだったんだろねー?景吾の事・・・」
「さぁな」
「景吾は?」

「・・・・・・・・さぁな」
「今の間は何?」
「・・・・」
「はけー!!!今すぐはくんだー!!!」

俺は6年前,初めてお前を見た時。
もう好きだった。どう考えても俺様が先。
そんなの言えるわけねぇだろ。

「私侑士の事好きになったきっかけね,
倒れてた私を運んでくれたからなんだよ?」
「・・・・・・・・・」
「うん」
「・・ふーん」
「じゃなくて!!否定しすれば?
    2年前運んでくれたの景吾でしょ?」
「・・・・・・・」
「でしょ?」
「まぁな」
「やっぱり」
「・・・何で分かったんだ??
   今まで勘違いしてやがったのに。」
「・・・そーれーはー企業秘密ー」

チャラリラリラリラララリララ〜
「あ・・・電話!!ちょい待ってね」
((ピッ・・・・・もしもし・・はい。・・・・・え!!
ほ、本当ですか!!!はい!!有難うございます))

「景吾!!!!・・お母さん目ぇ覚めたって!!!!」


そう言った瞬間、景吾はあの時と同じように無心で。
あたしの手を引っ張った。背中は凄く暖かかった。

これが私の大好きな人。
そしてこれからもずっと好きな人。








 Fin






---おまけ---

「・・・んな・・何やこれ景吾!!
途中から出てきて俺なんて一年も好きだったんやで?」
「え!!あたしは侑士の事2年も好きだったのに!!(勘違いだったけど)」
「・・・2年?!まじでかいな・・・じゃ景吾は?」
「会った時から好きだったよ!!
    てめぇなんかに負けてるわけねぇだろ??ハッ」
「・・・・えー景ちゃんその顔で一目惚れぇー?!」
「・・・うっせぇよ」

一生かなわない。
景吾には全部負けてたんや。
初めから・・最後まで。

幸せになれよ。



-------------------------------- ご感想フォーム 名前 一言 -------------------------------- おっしーが振られてしまったのは残念!!! だけど跡部が振られるほうがもっと嫌です。 すいませんすいません。ほんまにすいません。 ニセ跡部&エセ関西弁すいません。